今回紹介するのは、日本製サーキュレーターです。
サーキュレーターとは、簡単に言うと扇風機のことです。扇風機は風にあたって涼しくなる目的で使うのに対し、サーキュレーターは部屋の空気をかき混ぜるためのものを言います。
そのため、普通の扇風機と比べると、小型で、静か、消費電力をおさえたものが多くなっています。
どういった場面で活躍するかというと、冬場に暖房を使うと、暖かい空気は部屋の上にたまりがちです。特にエアコンを使っていると、エアコンは部屋の上部に取り付けてあることが多いので、部屋の上側だけ設定温度に達して暖房が弱まってしまいます。そんなときにサーキュレーターで部屋の空気をかき混ぜることで、人がいる部屋の下側も暖かくすることができるのです。
もちろん冬場以外にも、冷房と併用したり、換気に使用したりすることもできます。
サーキュレーターのように仕組みが単純なものは日本製のものを探すのが大変です。組み立ても簡単で特殊な部品や特別な技能も不要なので、多くは人件費の安い海外で作られています。
しかし、サーキュレーターに使われているモーターは、構造は単純ですがコイルには比較的大きな電流が流れ、軸受部は常に摩擦にさらされ、いずれも発火、火災の危険性があるものです。
また、消費電力を押さえたり、回転速度を可変にしたりするには、電源回路や制御回路に工夫をする必要があります。
今回見つけた日本製のサーキュレーターは、無印良品の製品です。
大風量タイプのAT-CF26Rと少し小さめのAT-CF18R2があります。いずれも日本製です。
私が購入したのは、一つ前のモデルですがAT-CF18Rです。
使ってみると、「弱」での音は本当に静かでほとんど気になりません。さすがに、「中」と「強」は多少音がしますが、生活している分にはあまり気にならないと思います。
また、うちでは暖房にエアコンをメインで使っているのですが、以前は足下まで暖まらなかったのですが、サーキュレーターをエアコンの対角線において、足下の冷たい空気をエアコンに向けて風を送ることで、部屋全体がまんべんなく暖まるようになりました。
以上、日本製のサーキュレーターの紹介でした。
このサーキュレーターは次のリンクからLOHACOで購入できます。
なおこの製品は、無印良品ネットストア上の記載、および実際に購入して日本製であることを確認していますが、ロットや製造時期の違いなどにより製造国が変わることもありますので、ご購入の前に確認することをお勧めします。